毎日インターネットで土地情報をチェックしているがなかなか良い土地がない。
不動産屋にも土地の紹介を頼んでいるがぜんぜん紹介してくれない。どうしたら希望の土地がみつかるの??ほかの人はどうやって土地を探しているの?なんて思ったことはありませんか?
そのような方はぜひ今回の記事を読んでみてください。「いい土地がなかなか見つからない理由」と「いい土地を買うためにどうすればいいか」がわかるようになります。
家を建てたい人のための効果的な土地探し
あなたが住宅用地を探していて、ある日、不動産屋から↓こんな土地を紹介されたとします。
- 人気の場所で
- 学校も近くて
- 駅も近くて
- 買物も便利で
- 地形が良くて
- 角地で
- 間口が広くて
- 広さもちょどよくて
- 陽当りもよくて
- 周辺は静かで
- 価格は相場
あなたが土地を見にいくと、まさに「こういう土地に家を建てたい」と思うような理想の物件でした。

これは例え話ですが、ここで「買います!」と、即決できる人なら、いい土地をそのうち買えるでしょう。ここで「前向きに検討します」といいつつも、即決できない人は、いい土地を見つけても、ほかの人に買われてしまうでしょう。
土地を買えないのには理由がある
ある程度の時間はかかれど最終的にいい土地を買って家を建てられればいいのですが、なかには1年も2年もずっと探し続けている人もいます。いつまでたっても土地を買えない人には次のような特徴があります。
- なんとなく土地を探している
- いい土地の判断基準があいまい
- 予算と住宅メーカーが決まってない
なんとなくというのは、マイホーム計画が具体的じゃないということです。
いい土地を買うためには、いつまでに、いくらの予算で、どんな土地を買って、どんな家を建てるのかを、段階を踏んで一つづつクリアにしていく必要があります。
「本気で」土地を探すことを決めて、信頼できる不動産屋と住宅メーカーを見つけてマイホームの相談すれば、ほとんどの人は「数か月から1年以内」にいい土地を買って、家を建てられるようになります。
そもそも希望にあう「売地情報」は少ない
春日井にはどれくらい売地情報があるのでしょうか?レインズと呼ばれる不動産業者間の物件データベースを参考に説明します。
春日井の売り物件数は?
春日井中の「売地情報」が、レインズには常時200件前後、登録されています。1年間の土地の成約件数も200件ちょっとくらいですので、ひと月で15~20件ほど物件が入れ替わるイメージです。登録されずに売買される土地もありますので、春日井で土地を探すとしたら、200~300件くらいの売地の中から選ぶということになります。
でも、売地が300件あるといっても、「いい土地」と出会える確率は高くありません。売地の中には、農地や事業用地なども入っているので、住宅用地としてはせいぜい6割くらいです。土地を探すにもそれぞれ希望エリアがあるので、仮に最寄駅にこだわるなら、JRは高蔵寺・神領・春日井・勝川、名鉄は間内・牛山・春日井・味美と8駅に、学区にこだわるなら中学校で15、小学校で39のエリアに分かれます。さらに、価格や広さなどの希望も当然にあるので、春日井の売地情報の中で、「いい土地」を見つけるのは簡単ではないことはご理解いただけると思います。
買えるのは、いちばん早く決断した人
いい土地は、売れるのが早い。一番はやく買うか買わないかを決断できる人にチャンスは訪れます。ある土地をみて、自分の条件にぴったりかも?と思っても、誰かに相談してからとか、銀行がお金を貸してくれるならとか、建てる家のことを計画してからとか、もっといい土地があるかもしれないとかで、即決できないのも仕方ありません。
でも、じっくり検討している間に、すでに家族での相談を終えた人、すでに銀行ローンの与信が取れてる人、現金で買える人、住宅メーカーが決まってる人、これ以上ほかにいい土地はないと判断できた人、そういう即決できる誰かが「いい土地」を買っていくのです。
[st-kaiwa4]春日井の住宅用地だと、予算1500~2000万円位、広さ40~50坪位で探している人が一番多いです。特にこの価格帯だと、一般の人以外でも「建売業者」などの法人が積極的に土地を買っています。[/st-kaiwa4]
「即決しろ」と土地を売りたいだけの不動産屋のセールストークに思われるかもですが、「その土地」を買えるのは一人だけ、「いい土地」を買うのは競争である。ということは、まずおさえておいてください。
「物件情報の収集力」「即決できる判断力」がある人がいい土地を買える
いい土地を買うためには、物件情報の収集力と即決できる判断力が必要です。まず「いい土地」と出会うこと。そして誰よりも早く「購入の決断をすること」。どちらか1つではなく、この2つがそろったときにはじめて、「いい土地」買うことができます。
物件情報の収集力とは?

いい土地と出会うためには、数が必要です。とにかく土地情報をあつめること。ネットでポータルサイトの土地情報を毎日チェックするのも重要ですが、不動産屋から直接、紹介してもらう土地情報も捨てがたいです。
不動産屋は、土地の所有者から売却を頼まれて買い手を探し始めます。いまはネット広告に掲載するのが主流ですが、以前から土地紹介を頼まれている個人のお客様や建売業者には、広告掲載に先だって紹介することも多々あります。
売主や不動産屋としては、ネットであっても紹介であっても、一番最初に購入の決断をした買い手と商談をすすめ、売買条件が合意すれば契約となります。不動産屋とつながりなく、ネットだけで探していると、逃してしまう土地情報があるかもしれません。
売込みが強かったり、信頼できそうもない不動産屋は断ってしまえばいいので、紹介頻度は少なくても、あなたのマイホーム計画に親身に協力してくれる不動産屋とつながっておくいいでしょう。時間はかかるかもしれないけど、いい土地情報がいつか必ずまわってきます。
[st-kaiwa4]不動産屋に物件を紹介してもらったら必ず返事をすることをおススメします。断ってもいいから、良い悪いの意見をきちんと伝えると、互いの信用も深まって、不動産屋も親身になってくれるはずです。[/st-kaiwa4]
即決できる決断力とは?

決断というのは、「買う」だけじゃなく「買わない」選択もできるということ。その決断をするためには、土地の良し悪しを判断できる目利き力が必要です。
これは、たくさんの物件をみて、不動産屋や住宅メーカーとやりとりしながら身についてくることですが、検討したい土地をみつけたら、不動産屋に詳しい物件情報を聞けるか?住宅メーカーに建築プランの相談ができるか?住宅ローンの与信は確保できてるか?
土地探しから住宅建築までの全体のマイホーム計画をコーディネートしてくれる不動産屋や住宅メーカーの担当者を見つけられると、土地購入の判断力が身につくスピードは早くなります。
「いい土地」の判断基準が大事
「いい土地」の定義は、人それぞれですが、物理的に同じものが二つとない不動産の性質上、「いい土地」の判断は、相対的に他の土地と比べて選ぶしかありません。その人なりの「いい土地」の判断基準を持っていない状態では、土地を買うかどうかの決断を下せないでしょう。
「いい土地」かどうかの判断基準をもつためには、不動産屋からたくさんの売地情報をえて相場観や土地勘や養いつつ購入手順の知識を身につける。さらに、いろいろな住宅メーカーで建築プランの相談をしながら、土地を見ればそこに建てる家のイメージが頭に浮かぶくらいになっておく必要があります。
本当の望みは、南向きじゃなく陽当りじゃない?
例えば、南向きがいいとか、駅から徒歩10分以内とか、広さは50坪ほしいとか、コンビニが近いほうがいいとか、いろいろ希望する条件があります。しかし、その条件は本当にあなたが求めているものでしょうか?言葉とは裏腹に、本質的に求めている条件とは違っていることがよくあります。
「なぜ南向きがいいのか?」という質問に対する答えは、多くの場合、「陽当りがいいから」です。でも、実際は、南向きでも陽当りが取れない土地もあれば、北向きでも陽当りのいい土地があります。
南向きが人気でメリットも多いのは事実ですが、南向きだけを探している限り、本当に陽当りがよい土地と出会うチャンスを失っている可能性が高いでしょう。
まとめ
マイホームを建てようと、土地探しをはじめて最終的に家が建つまでには、順調に進んでも普通に1~2年はかかります。
そもそも土地探しはむずかしいです。なかなか希望する条件が決まらない。予算がきまらない。住宅メーカーが決まらない。どうしていいかわからなくなってくる。
悩んで当たり前です。だからこそ、経験と実績ある、不動産屋や住宅メーカーのサポートが重要だと思っています。相談するのも敷居が高いし、強引な営業されるリスクもあるのですが、それでもいい土地を買うためには、信頼できるプロの力が必要です。
マイホーム計画が上手くいってないのなら、なにか原因があります。その原因と改善策をわかりやすく教えてくれる不動産屋や住宅メーカーの担当者との出会いがあるといいですね。そこがクリアされれば、あとはいい土地との出会いを待つだけです。
1年かかろうが2年かかろうがもっとかかろうが、「土地情報の収集力」と「購入の決断力」があれば、必ずいい土地を手に入れることができます。
マンションでも戸建でも、いい物件を買うためには、土地探しに比べれば手順は少ないですが、基本的には同じように考えていただければいいと思います。春日井の物件で困ったことがあれば私に相談してください。あなたの土地探しを応援しています。