春日井市の過去の浸水実績の調べ方について説明します
「道風(とうふう)くんの春日井まっぷ」は春日井市の公式サイトです
マイホームを探しているお客様からよくある質問のひとつが自然災害に関することです。

これから家族で暮らそうとしている場所が災害時にどれくらいの危険があるのか。危険を完全把握することはむずかしいですが春日井の防災情報を調べるのに便利なのが「とうふうくんの春日井まっぷ」という春日井市のサイトです。今回はそのサイトをつかって春日井の過去の浸水実績の調べる方法についてお伝えします。
道風(とうふう)くんの春日井まっぷとは?
とうふうくんの春日井まっぷは、春日井市の公式外部サイトとして、春日井市の施設情報やまちづくり情報などを発信するインターネット上のサービス。「生活情報」や「バス路線情報」、「子育て支援情報」や「まちづくり情報」、「防災情報」や「都市計画情報」など春日井での暮らしに役立つ情報が満載の便利なホームページなのです。

上のリンクをクリックすると「とうふくんの春日井まっぷ」のトップページが開きます。下の画面が「道風くんの春日井まっぷ」のトップページです。
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とうふうくんは春日井市のマスコットキャラクター
とうふうくんってなに???誰???という方のために説明しておくと、「とうふうくん」というのは、「書のまち」春日井で生まれたという伝説の平安時代の書聖「小野道風(おののとうふう)」がモデルの春日井市のマスコットキャラクターなんですね。
画面右上で肩にカエルをのせて大筆をもって微笑んでいるのがとうふうくんです。ご存じでしたか?
春日井の浸水情報を調べてみよう「防災情報」画面から「浸水実績図」へ
それでは春日井の浸水実績の調べ方について説明していきます。春日井の過去の浸水履歴を知りたい場合は画面の防災情報から調べることができます。さっそくとうふうくんの春日井まっぷを開いてみましょう。
1.春日井まっぷのトップ画面から「防災情報」をクリックしてください。赤い四角で囲ったところです。
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2.次の画面の浸水実績図のところをクリック。赤く囲っているところです。
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とうふうくんの春日井まっぷの防災情報の画面の中には
①土砂災害情報図
②浸水想定区域図
③浸水実績図
④震度分布予想図
⑤液状化予想図
⑥地盤図
といった6つの選択情報が用意されています。
今回は「浸水実績図」をクリックします。
そうすると、次のような「利用許諾の同意画面」が出てきます。
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3.利用許諾を「同意する」をクリックすると、調べたい場所の住所を入力もしくは選択一覧画面になります。
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4.町名選択一覧からの検索もできます。調べたい場所の町名をクリックすればOK。
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住所がわからない場合でも、だいたいの住所でもいいので入力すれば、広範囲の地図から浸水実績の状況を確認することができます。
5.調べたい場所の入力が終わると、過去の浸水実績の有無が地図に表示されます。
下の画面上の青色の網かけのところが過去に浸水があった場所という表示になります。具体的な被害状況まではわかりませんが一定エリアでの浸水実績の有無がわかります。
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まとめ
このマップは、過去の浸水があったかどうかだけを表示しているものです。個別の詳しい被害状況まではわかりません。道路冠水しただけかもしれませんし床下浸水や床上浸水したかもしれませんし実害のない箇所も含まれている可能性もあります。なので実際の不動産売買における重要事項調査においてはこのマップの情報を参考にしながらも売主からの告知や必要に応じて近隣の方の聞き取り等もおこなうこともあります。
浸水があった時期としては多くは平成9年の東海豪雨でそれ以降は浸水していないという地域も多いですし、この浸水実績があるからといって深刻な被害がいまも懸念されるというわけでないことも知っておくといいでしょう。
ちなみに春日井市役所の河川排水窓口で直接聞くことも可能です。しかし、個別の詳しい被害状況のわかるデータは保持していないようです。とは言えこれから家族と暮らす場所の安心安全はなるべく調べておきたいところ。購入を検討したい物件があるならまずはとうふうくんの春日井まっぷで調べてみましょう。そしてさらに具体的な被害状況が気になるようなら不動産屋さんに詳しい調査をお願いしてみましょう。
今回は浸水実績の調べ方にしぼって説明しました。この「とうふうくんの春日井まっぷ」は春日井で暮らす人にとって役立つサイトです。いろいろと調べてみてください。